容易い肯定ではなかった/大森靖子「絶対彼女」@アルバム『絶対少女』の感想


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大森さんの楽曲感想文の記事移行先リスト
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 絶対少女ミッドナイト清純異性交遊エンドレスダンスあまいOver The Party少女3号婦rick裸にてPS
 hayatochiriW展覧会の絵青い部屋あれそれ君と映画I&YOU&I&YOU&I
 『絶対少女』(アルバムについての感想・未完)
■その他:ライブ感想(『残像の夜に』)、『魔法が使えないなら死にたい










■おわりに

Twitterでフォローしているハロオタさんが、『絶対彼女』を絶賛していて、それでちょっと聞いてみたら、まんまとハマって、キーボードを打つ手が震えたこの曲。

かわいい声とかわいいリズムと歌詞の中に溢れたかわいい単語。

「かわいく」見える世界観の中に、「負けてたまるか」というような、強い意地みたいなものを感じて、すごく好きになりました。

生々しさを晒すことも厭わない、女の子の痛々しさみたいなものもひっくるめて肯定してやるという、その強い意志にすごく圧倒されました。

同時に、なんていうか、この曲に衝撃を受けている自分に、自分の中の女性性を暴かれたみたいですごく不快でもあり、悔しくもありました。


私は、もともと、絶対女の子がいいな、とか、君もかわいく生きてごらん、とか、そういう歌を歌う人、好む人。そういう人は女も男もそれ以外も嫌いでした。「女の子」という存在に無条件に、無責任に価値を与えているような感じが嫌でした。
なのに、「絶対彼女」という曲を初めて聞いたとき、違和感と怒りにまみれながらも、気付いたらちょっと泣いてました。
年甲斐もなくて恥ずかしかった。
この曲を聞き終わったとき、この歌は私が意地でも肯定なんてするものかと拒絶してきたものを、肯定しようとしているんだと思いました。
私自身が「女の子」を否定しているからこそ、「絶対女の子がいいな」という歌詞を憎んでしまうんだと、突き付けられたような気がして、心の奥に土足で踏み込まれたような気分でした。
土足とはいうけれど、きっと彼女はウサギの耳のついたピンク色のスリッパで踏み込んできたのだと思います。それは私にとっては泥だらけの長靴よりもものすごく「土足」なんだけれど、それに踏まれるたびに、胸がイガイガするけど何か泣けました。



一つの曲に感動しつつも、それに抵抗を感じつつも、やっぱりどうしても感動してしまう。
一つの曲に、こんなに二重の感情を掻き立てられるってなかなかないことだと思うんですよね。

私、一つの曲にこんなにどーんと衝撃を受けたのは、宇多田さんの曲以来でした。
宇多田さんが好きでハローが好きでボカロが好きでアイドルが好きな、超メジャーな感性しか持ち合わせていない私ですが、それでも、私の中で宇多田さんは超別格。宇多田さんの曲があればどんな時でも大丈夫、っていうくらい別格です。

その宇多田さんくらい衝撃だった、ていうのはけっこう、私の中では大事件でした。

すぐに大森さんのアルバム『絶対少女』をAmazonでポチってしまったけど、『絶対彼女』の衝撃が大きすぎてまだ他の曲聞いてません(え)。1曲目だけヘビロテしてます。

他の曲を聞いたら、この曲単体できいた時とは少し印象が違ってしまうだろうなあ、と思って、大森さんの曲でもこの曲しか知らない状態で書いた感想を残しておきたいと思って、長々と書いてみました。

私も大森さんと同じくハロオタ属性なのですが、つんくさんの作る曲って、すごく地に足がついていて、つんくさんは「ふつうの幸せ」に付随する絶望感みたいなものを、「そんなもん当たり前やん」といって認めて、そういう苦しみも全部ひっくるめた上で、「そうやって生きて行くんやん」と、当たり前のような顔をして歌にしてしまえる、そんなすごい人だと思うんです。

そんなつんく曲を歌うハローが好きな大森靖子氏が、こんな生々しい曲を作り、歌っているのは、なんか、つんく曲の裏表を見ているようでもあり。

アイドルを好きになるって、ハローを好きになるって、きっと色んな欲望とか絶望とか希望とかが入り混じっていて、そこには色んな形があるし、それが発露する時に、また、色んな形をとるのだと思うと、この曲は、一ハロオタとしても非常に感慨深かったです。

この前のガキさんの「フロントメモリー」もそうだったけど、ハローきっかけで、色んな曲に触れられることが、最近、すごくうれしいです。

一曲目の感想を書き終えたので、ようやく次の曲が聞ける! 

次はかの有名な「ミッドナイト清純異性交遊」。どんな曲なのかな。

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by n1watooooor1 | 2014-04-26 13:47 | 大森靖子
ハロプロ、宇多田さん、大森靖子さんなど、楽曲レビュー・考察、ライブレポなどを書いています。→http://niwanotori.hatenablog.com/へ記事を移行し、このブログは愚痴や日記用に。ご連絡はこちら→ 管理人:にわの、Twitter:ok_take5、tori.niwa.noあっとgmail.com